答えを言い切ってしまうことの功罪

学長です。

今日はバルトロメオとジンベエの話をします。

実は最近、とても大きな気づきを得て、それ以来「発信の仕方」を改めています。

改めているというか、どうしたらいいのか模索し始めています。

どういうことかというと、バルトロメオとジンベエの話です。

答えを言い切ってしまうこと

気づいている人も多いと思いますが、インターネットが個人の力を開放するようになってから、

「意見がはっきりしている人」

「声が大きい人(ネットだと発信量が多い人ですね)」

がとても影響力を行使できる時代になっています。

その中でも、「自分の意見をはっきり言うこと」はとても大事で、とにかく答えが無いような問題でも自分なりに確信をもって言い切ってしまう人のほうが、人気が出ます。

そうすると、反対意見を持った人に反論をもらう可能性と同時に、同じ意見を持った人から支持が得られるからです。

しかし、このさじ加減がとても難しい気がしています。

はっきり意見を言う人は、「自分ではっきり言えない人」からはとても輝いて見えるのです。

確信をもって自分の哲学でものをいう人は、古来から人を惹きつけるものです。

しかしそれゆえに、バルトロメオが集まってしまいがちなのです。

例えば、ホリエモンはとてもはっきり結論を出すし、持論も哲学も明確に持っていることを感じます。

あなたもやってみるとわかりますが、彼の真似をして「何でもはっきりズバッと発言する」ようにするだけで、ソーシャルメディアで人気者になれます。

ですが、いかにも「答えを持っている」風に見えてしまうと、みんなが答えを求めて寄ってきてしまいます。

これは私の経験談ですが、ブログでもソーシャルメディアでも「これはこうしたほうがいい」「こんなのはダメだ」などのように、明確でわかりやすい発言をしていた結果、たくさんのファンやフォロワーに支持をいただけるようになりました。

しかし、そうやって集まってきた人はみんな、「私が答えを持っている」と思ってしまっている傾向がありました。

「どうしたらいいですか?」「これは間違っていますか?」という風に、私の意見を仰ごうとするのです。

つまり私が「答えを言い切ってしまうこと」によって、相手を「答えがあるなら知りたい」という思考にしているのです。

それでは、本当の意味で人が育たない。

そう気づいたのです。

重要な決断を自分でやる人材

ワンピースの最新話に近いところですが、ジンベエが出てきます。

ネタバレになってしまいますが、ここでジンベエがとった行動に私はとても驚きました。

なんとジンベエは、まだ麦わらの一味に入団すらしていない段階で、

「ビッグマム暗殺計画を立てているベッジの一味と共同する」

という大変大きな決断を自分の意志で構想し、ルフィに提案してくるのです。

果たして、バルトロメオにこのような行動ができるでしょうか?

間違いなくできないでしょう。

そして、組織にとって最も重要なのはジンベエのような人材を育てることだと私は考えています。

答えを軽率に言うのをやめる

自分で答えを言っているつもりがなくても、相手が「答え」だと受け取ってしまったら一緒です。

私はこのマーケティング実践大学を万単位の生徒数にすると決断してから、「答えを言わないこと」の重要性を知りました。

自分が発言するときには、「答えだと受け取られないか」を常に気にするようになりました。

何か質問をされても、「自分はどうだと思うの?」という風に、相手に答えを自分で出してもらうように導くようになりました。

とても大きな成長をしたと自分で感じています。

自分の願望をはっきり言うのと、問題の解決策をはっきり言うのは全然別のことなのだと思います。

自分のビジョンと願望を明確に言い切って、答えは簡単に言わないような、そんな人間になりたいと思っています。